振り込め詐欺の手口/ひので中央法律事務所(東京都港区)

振り込め詐欺の手口

振り込め詐欺は、従来の、現金を振り込ませる「振込型」の手口から、息子や孫といった親族等を名乗ってキャッシュカードや現金を直接受け取りに来る「手交型」へと手口が変わってきています。

また最近では、警察官や金融機関等の公的機関職員、百貨店等の社員を騙って、キャッシュカードや現金をだまし取るというケースが増えており、その手口も巧妙化しています。

特殊詐欺の一つである振り込め詐欺には、オレオレ詐欺、還付金等詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺があります。

■オレオレ詐欺の手口
オレオレ詐欺の場合、犯人は主に息子や孫、警察や公的機関の職員を装ってきます。

息子や孫を名乗る人物からは、「会社のお金に着服してしまった」、「交際相手を妊娠させてしまって、示談金が必要だ」といった内容の電話がかかってきます。

警察や金融機関の職員を装った犯人は、「あなたの口座が犯罪に利用されています」、「預貯金口座の暗証番号を新しく設定する必要があるので、現在の暗証番号を教えて下さい」といった内容の電話がかかってきます。

■還付金等詐欺の手口
還付金等詐欺の場合、自治体や税務署、年金事務所の職員を装った人物から、「医療費(保険料)の返還分があります」、「年金の一部未払いがあります」等の内容の電話がかかってきて、ATMからそれらを受け取ることができると誤信させ、お金を振り込ませます。

■架空請求詐欺の手口
架空請求詐欺の場合、証券会社等の会社職員を名乗る人物から「老人ホームの入居優先権利が当選しました」等といった、"被害者が特別な権利を優先して持っている"という電話をかけてくることがよくあります。
そして、その権利を他に欲しがっている人がいるから、名義を譲ってほしいという旨の電話をかけてきて、これに応じた場合、「名義を貸したことは違法です。訴訟和解金を支払って下さい。」といって被害者を脅してきます。
脅しには、「警察」、「裁判」、「逮捕」といった被害者が不安になるような言葉を使ってきます。

■融資保証金詐欺の手口
融資保証金詐欺の場合、貸金業者等を名乗る人物から、「誰でも融資できます」、「簡単な審査で融資できます。担保は不要です。」といった、手紙やメールを送りつけ、被害者に簡単な手続きで融資ができるように思い込ませます。

被害者が融資の申し込みをすると、手数料や保証金と称して、お金を騙し取ります。

実際に存在する金融機関や、それと関係があると思わせるような会社名を名乗ったり、商号やロゴマークを盗用して、精巧に偽装してきます。

ひので中央法律事務所は、詐欺商法に確かな実績を自負しています。
振込型やキャッシュカード受取型オレオレ詐欺、還付金等給付詐欺などの詐欺商法についてご相談を承っております。
お悩みの際はお気軽に当事務所までご相談下さい。