出会い系の詐欺被害で返金してもらうには/ひので中央法律事務所(東京都港区)

出会い系の詐欺被害で返金してもらうには

出会い系のサイトで詐欺の被害にあってしまった場合、いち早く専門家に相談することが大切となります。この時の専門家とは主に弁護士を指します。これは、探偵や司法書士なども詐欺被害の相談に対応している場合がありますが、探偵の場合は対価を得て返金の交渉を行うことができず、司法書士の場合には被害額が一定を超えると対応できなくなってしまうことから、訴訟額などに関わらず対応できるのは弁護士だけだからです。

また詐欺被害にあったと気づいたらいち早く相談しなければならないのは、相手が逃げてしまう前に対応するためです。
詐欺を行う出会い系サイトは、摘発を回避するために頻繁にURLや名前自体を変えることも多くなっています。そのため早い段階で相談しなければ追跡が困難になり、返金も得づらくなってしまいます。また、出会い系サイトが用いる口座でも同様のことが行われており、頻繁に口座を変更するなどして足がつかないようにしています。いち早く口座を突き止めることが出来れば、口座を凍結するなどして返金を求めることが可能になることもあります。

こうした対応に加え被害者本人が出来ることとしては、出来るだけ多くの情報を残しておくことです。情報が多ければ多いほど出会い系サイトの詐欺行為を立証しやすくなり、返金につながりやすくなります。
具体的には、出会い系サイトとのやりとりを印刷するなどして保管することが挙げられます。これは出会い系サイトがURLや名前を変更してしまった場合や、出会い系サイト自体が閉鎖されるなどした場合にやり取りが確認できなくなってしまうことを防ぐことにつながります。また出会い系サイト内での支払いに用いられることが多いクレジットカードの明細も保管しておくことも本人ができる対応として挙げられます。これは被害金額を確定させるうえで重要であり、取り寄せる場合には時間がかかってしまうことが多いため、迅速に対応していくために保管しておくことが望ましいものとなっています。

こうして収集した情報を基に、弁護士が出会い系サイトを調査し、口座の凍結やクレジットカードの支払い停止、直接出会い系サイトの運営者と返金交渉を行います。交渉がまとまらなかった場合には、民事訴訟という形で返金を求めていくことなります。

ひので中央法律事務所では、詐欺についてのご相談を幅広く承っております。詐欺事件に関してお悩みの方は、ぜひ当事務所までお気軽にお問い合わせください。